義母との決別

正直、市役所の手続きなんかどうでも良かったのです。

私は最終的に夫の性格に嫌気がさして離婚を決意したわけですが、夫は金銭的なものに関することだけは信用できる人でした。

夫に児童手当振込先である口座を返した時もきちんと振込された児童手当はこちらへと振り込んでくれましたし、別居中のこちらの生活費も毎月10万円ずつきちんと支払ってくれていました。

キャッシュカード返せと言われて私はそれを拒否していましたが、たぶん拒否せずに夫に返していたとしてもきちんと自分の小遣いだけ取ってこちらに残額を振り込んでいてくれただろうと離婚した今になっては思います。

・・・人間なのでいつどうなるかわかりませんけどね。

今思うのは、金銭的なものよりもまず私がすべき行動は、義母との決別だったのかもしれません。

これを一番最後まで後回しにしてしまったことによって、私はずいぶんと心労を抱えていたのだと思います。

白髪が他人から見て分かるほど増えました。

婦人科にかかるほどの不正出血がありました。

他人が目で見えるほど痩せました。

夫と別居した時点で、義母と決別していれば・・・と今でも思います。

別居した時点で私が義母と決別していれば、私が義母を没交渉とすることも一切ありませんでしたし、何より私が思う義母の嫌な部分を見ることもありませんでした。

嫌な部分を見なければ私はきっと離婚した今でも義母と長女を没交渉にすることはなかったでしょう。

だって私、義母が大好きでしたから。

夫と別居するようになるまでは、の話ですけどね。

それほどまでに夫と別居してからの義母の存在は私が離婚を決断することに大きな影響を与えました。

離婚を決意した以上、義母と長女を今まで通り会わせるわけにはいかない。

私はそう思いました。

だってどう考えたって離婚した元夫の親がいつまでたっても嫁の家に出入りするなんておかしい話でしょう。

死別ならまた話は別ですけどね。

理由は離婚で、しかもその元夫自体は出入りしていないのに。

それが元夫から退職を告げられて2週間ほどたった時の事でしょうか。

義母に、

『離婚も決まったので、もううちに来ないでください。』

と伝えなければ。

私は2015年9月上旬(離婚3か月前)にその決断をしました。

そして、いよいよ電話をするのです。

夫(元)が退職する旨の報告を受け、長女を私の扶養に入れる手続きもあとは夫からの書類を待っているだけの状態となり、離婚するならば義母達との関係もいい加減一区切りをつけなければいけないと思っていたところでした。

ちょうどその電話の数日前に義母から

『○○(長女)の運動会に行きたい。』

という旨の電話がありまして、

『保育園にはもう離婚する旨、別居している旨伝えてあり、長女が変な目で見られるのが嫌なのでご遠慮いただきたい。』

という内容を伝えたばかりでした。

それならば遊びに行ってもいいか?と言われましたが、私は言葉を濁して電話を切っていたのです。

当時、義母が家に来ることがいよいよ苦痛になっていました。

もう義母達が家に来ても笑えない。

仕事を終えて家に帰ったら義母達が家にいるんじゃないか。

そう考えると嫌で嫌でつい寄り道して帰ってしまう。

そんな日が続いていました。

いい加減もう来ないでくれと義母に伝えなければ。

そう思っていました。

電話の目的は、義母にもう我が家に出入りするのは辞めてほしいと伝えること。

理由は、あくまでも離婚する夫の両親が家に出入りしているということだけで田舎に住んでいる我が家は周囲から好奇の目にさらされてしまう。それだけでした。

でも、田舎に住んでいる私と長女にとっては死活問題になり得ることでした。

そんなことを許している両親まで笑われる可能性があるわけですしね。

電話しなければ・・・。

でも、私は結局義母にそのことを直接電話で伝えることは出来なかったのです。

義母は仕事をしているので昼に電話するという選択肢はありませんでした。

ですが、夜に電話したところでどうせ義母は酒を飲んでいるので感情的になるでしょう。

そして、私も当時はアルコール中毒のような状態でしたので酒の影響で情に絆される自分のありさまが手に取るように分かりました。

それならば、平日休みがある、お酒を飲まない義母の内縁の旦那さんに電話することにしたのです。

私は仕事の昼休み休憩中に自分の車に戻り、義母の内縁の旦那さんに電話をかけました。

コールが2回、3回・・・と鳴ります。

数十秒コールが鳴った後、電話の応答がありました。

義母に対して複雑な思いを抱いてはいましたが、内縁の旦那さんのことは私は嫌ってはいませんでした。

夫の実父親の代わりと言ったら言葉は悪いですが本当によくしてくれましたし、慕っていたのです。

電話の時も頑張って普段と変わらない感じで明るく話したつもりでした。

でもやはり、義母にもううちに出入りしてほしくないという気持ちが勝ってしまったのです。

『今度会いに来るって言ってた件なんですが・・・。

実は話していなかったのですが、しばらく前にお義母さんにちょっとひどいことを言われまして。

私としてはずーっとその言葉が心の中に引っかかってて、どうしても頭から離れないんです。

離婚も決まりましたし、周りの目もあります。

申し訳ないんですけどもううちに来るのは控えて頂けませんか?

決して長女を会わせないって言っているのではなくて、

例えば長女をどこかコンビニまで連れていくのでそこで待ち合わせしてそこから1日会わせますので

決めた時間にまた待ち合わせして返してもらうとかそのほうが良いと思うんです。

正直、うちに来られるのはこちらも精神的に辛い部分があります。』

一生懸命伝えました。

多分泣きそうな声だったと思います。

でもこれは内縁の旦那さんだったからできたことで、たぶん義母相手だと私はこうやって伝えることは出来ないんだろうなぁと思います。

私のこの電話に対し、内縁の旦那さんは一言、

『わかった。(義母に)相談してみるよ。』

そう言って電話を切りました。

電話を切った後、後悔しなかったかというと嘘になります。

義母はともかく、とてもよくしてくれていた内縁の旦那さんを裏切ってしまったという後悔の念です。

でも、それくらいしないと義母に私の思いは分かってもらえないのではないか。

そう思い電話をしたのです。

義母の内縁の旦那さんへの後悔の念はありましたが、それ以上にほっとした安堵の気持ちの方が勝っていたのです。

『やっと、これで義母へのイライラの気持ちから解放される・・・。』

電話が終わった車の中で、私は思い切り運転席のシートに寄りかかり天を仰ぎました。

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